総務省は9月30日、2015年5月における日本のインターネットトラヒック(通信量)の集計・試算を行った結果を公表した。総務省では、集計・試算を5月および11月に行い、各年2回公表している。 集計に協力したのは、インターネットイニシアティブ、NTTコミュニケーションズ、ケイ・オプティコム、KDDI、ソフトバンクのISP5社、インターネットマルチフィード、エクイニクス・ジャパン、日本インターネットエクスチェンジ、BBIX、WIDE ProjectのIX5団体。 それによると、2015年5月のブロードバンドサービス契約者の総ダウンロードトラヒックは、推定で約4.4Tbpsで、前年の約2.9Tbpsから53.5%増となった。総アップロードトラヒックは、推定で約1.2Tbpsで、前年の約905Gbpsから35.5%増となっている。この増加率は昨年を上回るもので、日本のブロードバンド利用が、まだまだ拡大している現状が明らかとなった。背景にはスマホや動画サービスの普及があるとみられる。