富士通は館林に最新技術を投入したデータセンターを構築し、きたるべきクラウド時代に備えており、そのための製品の開発体制や製品戦略などを発表している。また、館林のデータセンターを利用したビジネスとしては、サーバーなどのリソースを従量課金で使えるというプラットフォームサービスを展開している。 Interopの富士通ブースでは、リソースのプラットフォームサービスのほか、参考出品として月額方式の「SaaSアプリケーションプラットフォーム」の展示を行っていた。このサービスは、サーバーリソースなどのSaaS利用をさらに推し進め、特定のアプリケーションやサービスありきの視点で利用できるというものだ。必要なハードウェアなどを意識せず、使いたいサービスを指定して利用するスタイルといってもよいだろう。 富士通のビジネスアプリケーション基盤「Intrastage」をベースに、アプリケーション実行環境にJava、.NETが提供され、運用に必要な認証機能、管理機能などが提供される。また、サービスプロバイダがこのプラットフォームを利用する場合のためにAPIライブラリの利用も可能だ。サーバーの稼働状況や各種データの可視化により、ユーザー企業の運用管理もサポートされる。 想定される利用シーンは、グループ企業間でのアプリケーションやサービスの共有、グループウェアなどが考えられるという。参考出品だが、このサービスが商用化される可能性は高そうで、富士通のクラウドビジネスがさらに本格化しそうだ。
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