本検証では、システム運用者がサーバの増設を簡単かつ安全に行えるだけでなく、サーバを追加するだけで簡単にシステム全体の性能を向上できることが実証された。今回の検証では、「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition Plus」「Oracle Real Application Clusters 11g」を用いた統合BIシステムのスケールアウト構成において、アプリケーション層、BIサーバ層、データベース層の全レイヤーにおいて、スケールアウトによる性能向上を確認したとのこと。また、サーバのノード追加時に発生する、様々な物的、人的コストの問題を解決するために、富士通のブレードサーバ「PRIMERGY」は、ブレードサーバならではの省スペース性に加え、「Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition」によるクローニング技術を提供している。この技術を用いて「Oracle Real Application Clusters」で構成されたクラスタデータベースへのノード追加を行うことでノード追加に必要な作業時間を最短で従来のおよそ5分の1で終了することを確認し、大幅な作業時間削減を実現した。