「我々からの回答としては、プラットフォームがより大きな帯域に対応できるようし、制御系における仮想化を進めることによって、上位層におけるアプリケーションの帯域対応を実現していかなければいけないということだ」(マット氏)。同社は、すでに今年のはじめ、Juniper Control System(JCS)を発表。制御プレーンをルータから分離独立させ、ユーザーがさらに増えてた場合に、その処理能力に応じた拡張性、安定性を保ちながら展開が可能にしている。
そのためのサブシステムを同社では提供してきた。例えばセッション&リソース管理(SRC)プラットフォームのようなポリシーマネージャーを活用し、サードパーティ製のプラットフォームとアプリケーションを統合することができる。パートナーのアプリケーションとの統合を容易にするSOAP、DIAMTERなどのインタフェースも含まれ、SRCを採用することでネットワークリソースを変更して、適正レベルのQoSで確実にアプリケーションを配信することも可能となっている。また「重要な点としては、できるだけオープン化で進めなければならないということだ」という氏が取り上げたのが、プラットフォーム「Partner Solution Development Platform」(PSDP)だ。PSDPは「JUNOS」ネットワークOSをベースにしたプラットフォームで、SDKなどのツールも提供している。これによりパートナーがアプリケーションを開発することが可能となっている。