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作品は、同社の長寿番組のひとつである釣り情報番組のレギュラーコンビを起用したもの。2人が釣りをしながら、スマートフォンの料金の話になり、片方がケーブルテレビとスマートフォンのセットで安くなっていることに方言でリアクションする。方言による掛け合いがなんともいえない味をだし、CMとしても記憶に残りやすい作品だ。ケーブルテレビならではの地方色もうまく出せたのも評価された。
贈賞式終了後、ニューメディア 函館センター 業務部メディア企画課 一森裕正課長に受賞の感想などを聞いた。
――受賞作品に出演されていたお二人はどのような人なのでしょうか?
「釣りバカZ」という10年も続いている人気番組の二人です。地域を盛り上げる番組を考えたとき、この二人が「自分達の好きな釣りでなにか貢献できるなら」ということで声をあげてくれました。独特の方言によるやりとりが評判です。
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――ということはプロのタレントさんではないのですか?
二人とも仕事を持っている一般の人です。
――出品した作品は、アワードを意識したものですか?
とくに考えていません。ニューメディアの本社は米沢にあるのですが、そこからケーブルアワードについて連絡があり、ならばということでこの作品を選んで応募してみました。まさかグランプリが獲れるとはまったく思っていませんでした。
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――贈賞式で紹介されたのは、スマートフォンの料金が安くなるプランを宣伝するものでしたが、他のパターンもあるのでしょうか。
基本的には自社サービスの宣伝ということで企画したもので、他にも光サービスやWi-Fiなどネット環境のサポートなどいくつかシリーズとして作りました。
――CMの効果や視聴者の反応はどうでしたか?
効果はありました。地元の映画館やローカル放送局でも流しているのですが、人気番組の二人が出演していることもあり、CMを見たという問い合わせが増えています。
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――そのお二人から、贈賞式に向けてサプライズビデオが紹介されました。お二人は来れなかったんですね。
本業があるので来れませんでした。サプライズビデオは全く知らされていなかったので、まさに「まさが! 早ぐ教えれやー」(笑)でした。いつの間に作ったんだろうと思いました。ビデオでは前祝いで居酒屋ロケのようでしたが、会社にはご褒美ロケをお願いしたいですね。できればあったかい地域で函館では釣れないような魚を釣るロケがいいですね(笑)。