ソニーからはXperia XZ2シリーズ3機種
ソニーは今年のMWC2018で発表したXperia XZ2/SO-03K、Xperia XZ2 Compact/SO-05Kのほか、4月半ばにグローバルモデルとして追加発表された4K/HDRディスプレイを搭載するXperia XZ2 Premium/SO-o4Kの3機種でラインナップの一新を図った。


Xperia XZ2 Premiumが搭載するデュアルレンズカメラは暗い場所で明るく、色鮮やかな写真を撮れる性能のレベルを示すISO感度が静止画で最高ISO51200、動画で最高ISO12800というスマホとしては型破りのスペックを実現した。真っ暗闇の中でも被写体を的確に捉えた写真が取れるほどだ。ソニーが独自に新しく開発した画像融合処理プロセッサー「AUBE」や、カラーとモノクロの画像を同時にキャプチャーする明るいGレンズと高性能なCMOSイメージセンサーを2つ搭載したデュアルカメラユニットを、本体の背面にタテに並ぶデザインで配置した。XZ2と同様に指紋センサーをサイドから背面に移動させて、かまぼこ形のリアパネルにデザインを一新。煌めく色合いのクロームブラックとクロームシルバーの2色が揃う。



ディスプレイのサイズは約5.8インチ。画素数は4K/HDR対応。XZ Premiumに対して画面の明るさが30%ほど向上している。RAMも6GBとしているので、Snapdragon 845のパフォーマンスと合わせてキビキビとした動作を実現。Xperia XZ2/XZ2 Compactと同様に、アナログイヤホン端子を取り除いてUSB Type-C接続とした。なおXZ2は約5.7インチ、XZ2 Compactは約5インチの液晶ディスプレイを搭載した。

Galaxyは順当進化
サムスンのGalaxy S9/SC-02KとGalaxy S9+/SC-03Kも今年のMWC2018で発表されたグローバル端末が日本上陸を果たす格好。S9はミッドナイトブラック/チタニウムグレー/ライラックパープルの3色。デュアルレンズカメラを搭載するS9+はミッドナイトブラック/チタニウムグレーの2色になる。




アピールするポイントは「SNS映え」するスーパースロー撮影や、セルフポートレートからスタンプを作ってメッセージアプリなどで送れるカメラまわりの機能。レンズは明るく鮮明な撮影性能を特徴としている。Galaxy Sシリーズとして従来モデルよりもさらに音質にこだわり、オーディオブランドのAKGがチューニングしたステレオスピーカーを搭載した。虹彩/顔認識/指紋、3種類の異なる生体認証機能を搭載した。

2眼カメラで動画・静止画同時記録を可能にしたAQUOS
シャープが発表したハイエンドモデルのAQUOS R2/SH-03Kも登場する。カラバリはプラチナムホワイト/プレミアムブラック/コーラルピンクの3色。

AQUOSシリーズのスマホに2眼レンズが搭載されるのは3D動画/静止画撮影に対応していた2011年発売のAQUOS PHONEシリーズ以来。今回発売のモデルは2つのカメラで動画を撮影しながら自動で静止画のベストショットを記録する「AIライブシャッター」や、超広角135度レンズによるワイドアングルの撮影機能を特徴としている。静止画を集めたハイライトムービー自動作成機能も搭載する。

ディスプレイはHDR10とDolby Visionの両方をサポートしたHDR対応。6インチでアスペクト比19対9のWQHD+サイズのディスプレイを搭載。SDR画質からHDR画質へのアップコンバート機能も従来機種と同様に備える。