

■片手ポケット族に向けたハイエンドコンパクト
シャープ パーソナル通信事業部長の小林繁氏が発表会のプレゼンテーションに立ち、ハイエンド並みの性能を実現しながら、日常の利用シーンで便利に使えるコンパクトなサイズであることを強調した。


「スマートフォンをポケットに入れて持ち歩き、片手で持って親指で操作する“片手ポケット族”が多数派」であるとの調査結果を示しながら、日本人の親指の長さは58-61ミリくらいであることも考慮し「R2 compact」は画面幅を60ミリとし、画面の端まで親指が届くジャストサイズとしたことを紹介した。


またスマートフォンが認証や決済に使われている状況において、素早い起動と認証が不可欠だとし、R2 compact の顔&指紋のW認証をアピールした。「ポケットからさっと取り出して顔に向ければ、すぐにロックが解除されますし、利用シーンによって指紋認証も可能です」。
■ハイエンドな性能と省電力設計
CPUはクアルコムのオクタコアSOC「SDM845」と、RAMを4GB、ROMを64GB搭載した。


ディスプレイはAQUOSシリーズ初のWノッチを採用。上部のインカメラと下部の指紋センサーが画面内に配置され、大画面と使いやすさを両立した。背面のメインカメラは、シングルレンズながら光学手振れ補正を搭載した広角22mm F1.9のカメラユニットを搭載。動画撮影時は電子手振れ補正となるため画角が狭くなるが、もとが22ミリという広角のため、補正後の画角も71度と広角だ。




またコンパクトなボディに最適化した新規放熱設計によって、熱によるクロックダウンが少なくなり、前モデルと比較して最高性能維持時間が7倍となったという。バッテリー容量2500mAhにより「最終計測はこれからだが、従来どおり3日間の電池持ちを想定している」(通信事業本部 パーソナル通信事業部 商品企画部 主任 中野伶香氏)とのこと。

