テレコムスクエアは現在、「DATA PLANET韓国用 Prepaid SIMカード」という韓国渡航者向けのSIMを、成田空港、羽田空港、関西空港、福岡空港、新千歳空港にて販売している。今回は関西空港の店舗を利用したが、同空港には1階到着ロビーにカウンターが2ヶ所設置されている。鉄道やバスなどで同空港に訪れたら、そんなに広くもないので、1階を少し歩けばすぐに見つかるはずだ。(羽田空港国際線旅客ターミナルにも出発ロビーに1ヵ所対応窓口がある)。
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購入方法も、とても簡単。窓口で韓国に行くことを伝えると、SIMフリー端末かを尋ねられるので、問題がなければお金を払い、パスポートと当日の搭乗券を見せれば購入が完了だ。ちなみに、実際のパッケージはこんな感じ。同梱物としてSIMのサイズ変更キットやSIMスロットをあけるためのピンが付いていた。親切だ。
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すべて日本語対応がされているので、英語などが苦手な人でも、何も問題はないと思う。開封をすると、使い方の説明が記載されている。日本でやるべきことは、開通予約だ。
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ここでは、特にSIMを入れ替えることなく、説明書に記載されたウェブページに沿って、確認事項を入力。最後にパスポートのプロフィールページをアップロードすれば完了となる。開通予約はこれにて完了だ。ちなみに、この開通予約は日本で行わないと、最大2時間かかることもあるそうなのでご注意を。
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現地に到着したら、早速SIMカードを入れる。SIMの装着が済んだら再起動をかけるようにとの案内があるが、筆者のiPhoneでは特にこの時点で問題なく現地の電波をつかんだ。キャリアはKT。日本で言うドコモやソフトバンク、auといった3大キャリアの一角だ。電波をつかむと、このようなメッセージが届く。今回のSIMは6日間で5GB利用可能な商品なので、期限などが記載されている。
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海外でSIMを購入すると、空港では電波が入らないということも多いのだが、同SIMは早速、かなり高速で通信が可能。実際に「RBB SPEEDTEST」で計測してみると、10~20Mbpsは安定して出る印象。大したことは検索していないが、日本と変わらずブラウジングが捗る。
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その後、東大門へと移動。ここでも5~10Mbpsと安定している。SNSを使ったり、YouTubeを見たりしてみたが、なんの問題もなく閲覧することができた。テザリングを利用して、PCでブラウジングも行ったが、軽快だった。
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さらに、韓国の繁華街、明洞に移動。この日は中秋連休だったこともあり、メインストリートといえどもいつもよりは人が少なめだったが、スムーズに前に進めない程度には人がいる。そんな中で計測をすると、残念ながら何度計測をしても、良くて1.5Mbpsと低速。やはり、これほど人がいるエリアでは、ちょっと厳しいか。ナイトマーケットがメインということもあり、夜になるとさらに速度が低速化してしまうかもしれない。
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ちなみに、若者を中心に栄えている江南エリアに行っても、状況はほとんど同じだった。
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その後、明洞郊外のホテルへ。やはり、郊外とはいえ人の多い明洞付近は厳しいか。ストレスなくSNSなどは利用できるが、日本での高速通信になれてしまっている方はややストレスを感じるかもしれない。ちなみに時間は、17時ごろ。
「DATA PLANET韓国用 Prepaid SIMカード」の良い点は、日本で購入が可能な点、すなわち、言語に苦手意識がある方で、海外現地でSIMカードを購入するのが不安という方にとっては、非常に良いサービスだ。分からないことがあれば、お店の方が日本語で親切に教えてくれる。海外現地では、SIMカードの購入窓口は混雑しているケースも多く、なかなかこうはいかない。また、根本的な部分で、ポケットWi-Fiを持たなくてよいというのは、旅行に行く上で非常にありがたい。移動の際、極論、手ぶらで携帯さえあれば大丈夫だ。さらに、料金も安い。ポケットWi-Fiは1日あたり500円~1000円といった価格帯が相場だが、今回購入した「DATA PLANET韓国用 Prepaid SIMカード」は6日間で1800円。つまり、1日あたり約300円と格安だ。
一方で残念なのは、先述の通り、通信が安定しないケースがある点と、電話番号がついていない点。まあ、明洞という世界的に見ても人通りの多いストリートで計測した以上、通信速度が不安定になるのは、仕方がない部分もある。ブラウジングには不自由に感じないので、多くの人にとっては問題なしと言っても良い。後者については、ある程度旅慣れしている場合、電話番号があれば配車サービスなども利用が可能なので、そうした方にとっては少し不便かもしれない。オプションとして付帯できればなお良しといったところか。
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あとから電話番号がどうしても必要になったら、コンビニなどで販売されている通話SIMカードを別途購入するという方法もあるので、ご参考まで。また、受電に限れば、最近ではデュアルSIMスロットを搭載したスマートフォンも増えてきた。また、先日発売されたiPhone XSとiPhone XS Maxでも中国版については物理的なデュアルSIMの使用が可能、日本国内版でもキャリアのeSIM対応が進めば、海外でも国内の電話番号で受電が可能となるので、さらに便利になるだろう(※通話料が別途必要となる点には注意)。