■人が人に会いに行くための手助けを行うサービス―――競合が増えていることについて、どう捉えていますか 「サービスの認知が広がるという点で歓迎しています。大企業が参入して、駐車場をシェアするという考え方が一般的になれば、オーナーさんの登録も増えるからです。次に、競合の中からいかにakippaを選んでもらうかが問題になりますが、これに関してはユーザー数、駐車場数の多さがアドバンテージになると考えています」―――今後の展望について教えてください 「拠点数をさらに増やしていきます。年内に1万7千ほどまで伸ばし、来年は3万拠点を目処にしています。将来的には、蓄積したデータを元にユーザーさんにさらに喜んで貰えるようなサービスを提供できたら良いですね。駐車場を活用して、どんなサービスができるかを考えています。消費者層にはカーシェアリングの動きが広がっていますが、車を置く場所に困るケースもある。そういうところにも提供していけたら。でもまずは、満足価格でしっかり使える駐車場を増やしていくことだと思っています」―――経営理念について教えてください。 「私は無駄に便利なものが好きじゃないんですよね。テクノロジー最優先の考え方には疑問を感じています。私たちが提供しているakippaは、人が人に会いに行くための手助けをするサービスだと考えています。駐車場がないために出かけられない、そんな機会に役立ててもらえれば。困りごとを解決するためにテクノロジーを使う、そんな会社でありたいと常々思っています」―――本日はありがとうございました