サムスン電子は21日(現地時間)、スペイン・バルセロナ市内で新製品の「Unpacked」イベントを開催。スマートフォンの新フラグシップ端末「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」を発表した。世界各地で3月11日に発売。北米とヨーロッパでは予約販売の特典として「Gear VR」が付属される。 スクリーンサイズはS7が5.1インチ、S7 edgeが少し大きい5.5インチ。S7 edgeはフロントパネルの両側に緩やかなカーブを付けた曲面ディスプレイを採用。ディスプレイのサイドエッジを中央に向かってスワイプすると、よく使うアプリへのショートカットやニュースリーダーなど登録したウィジェットへ素早くアクセスできる「Edge UX」を追加した。 S7 edgeの背面パネルは光沢処理メタルを採用。S7/S7 edgeともに緩やかなアールを付けて手に持った際のフィット感を高めた。S6とのデザイン面での違いはカメラユニットの“出っ張り”を抑えて背面をフラットに整えたことも挙げられる。 カメラ機能はレンズの明るさをメイン・フロントともにF1.7へ向上させるとともに、画素サイズを大きくしたことでより明るく色鮮やかな写真が録れるようになった。発表会の壇上ではiPhone 6s Plusで撮影した静止画との比較も紹介しながら、「ディティールもよりシャープに再現できるようになった」と主張した。メインカメラのセンサーは12MP。フロント側は5MP。画素数自体はS6シリーズよりも低くなっているが、画素サイズの拡大化により、撮影できる写真そのもののクオリティは高くなっているという。 CMOSセンサーには新たにひとつひとつの画素が位相差AFセンサー構造を兼ねるデュアル・ピクセル方式を採用したことにより、低照度撮影時の合焦スピードと正確性がアップ。特に動画撮影時のスムーズで高速なフォーカシングを可能にしている。 トリック写真の機能には本体をスイングしながら撮影したパノラマ写真に、後から指でなぞって被写体の“動き”を再生できる「モーション・パノラマ」が加わった。 本体のメイン素材にはメタルと強化ガラスパネルを採用。本体はIP68相当の防水設計。カラーバリエーションには4つの色が揃う。 ディスプレイは高精細な有機ELをこれまでのSシリーズ同様に踏襲。解像度もS6シリーズと同じQHD(2560×1440画素)になる。画素密度はS7が577ppi、S7 edgeが534ppi。 同社では一般的なスマホユーザーが一日におよそ150回前後スマホの画面をチェックするという調査データに着目。LGが発表した「G5」と同じ「Always-on Display」機能を採用し、センター部分を常時オンにして通知を表示することで、画面を全灯する手間を省きながら消費電力を抑える効果につなげている。 ゲームコンテンツとの親和性も高めるためグラフィックスAPIに「Vulkan API」を搭載。緻密な3Dグラフィックスの高速描画に対応した。またプレイ中のゲーム画面の録画キャプチャーも行える。
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