三菱地所および三菱地所プロパティマネジメントは10日、「商用・接客に特化した翻訳アプリ」の独自開発に着手したことを発表した。 丸の内・横浜エリアの商業施設等において、訪日観光客・外国人就労者へのサービスを強化するのが狙い。従来より同エリアでは、スタッフの外国語教育研修や外国人観光客用の接客ツールの配布など、さまざまな対応を行っており、その一環となる。 2月下旬より、29言語間の翻訳に対応する多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra(ボイストラ)」を約1,000店舗で使用。10月までを試験期間とし、接客現場でのニーズを収集する。その後、「和食ならではの調理方法」「商品の特徴」の説明など、接客シーンで活用しやすい表現などをアプリに反映するなど、三菱地所グループ商業施設のオリジナル版翻訳アプリを新規に開発し、11月より商業テナント店舗に提供する。