--- 今回発表された「かけたい放題」は勝算がありそうですか?木野氏:たくさんのMVNOがあるなかで、今後は一般の消費者にどう認知してもらい、乗り換えていただくかが鍵になります。一般の消費者の方たちは、たとえばデータ通信容量が何GBだとか、通信速度が何MBとだと言っても、なかなか分かりづらいでしょう。そうしたユーザ向けに通話が定額で済む「かけたい放題」はインパクトを打ち出せるのではと思っています。 大手通信事業者各社が一斉に通話定額の料金プランを打ち出しましたが、スマホ向けのものでは最低の基本使用料だけで3,000円かかります(2,700円+ネットプロバイダー料300円)。それにデータ通信用のパケット利用料が別途掛かります。MVNOですので、大手通信事業者の料金プランの基本使用料ぐらいで通話もデータ通信も全部含められるぐらいであれば、関心を持って頂けるのではと思いました。 では、これで利益が出ているのかというと、正直なところほとんど利益は出せません。ただ、大きな損失が出るわけでもない、ぎりぎりのところという感じです。まずはユーザーを増やして収益を安定させるというところを目指します。 これまで、通話やデータ通信のユーザー利用状況をさまざまな視点から統計的に分析してきました。通話に関しては1回の通話時間が長いユーザーは通話頻度が少なく、一方で通話頻度が多いユーザーは1回の通話時間が短い傾向にあります。こうした統計的データを元に、発信できる回数や定額内通話可能な分数などを算出しました。 今回発表した1,980円、2,980円、3,980円の3つのプランですが、私の試算では3:5:2ぐらいの比率で利用されるのではないかと見ています。その上でARPU予測としては3,200円ぐらいではないかと考えています。ユーザーの利用傾向を見ながら、将来的には完全なかけ放題も実現させたいところです。--- 通信料金の一部を発展途上国へ寄附しているのですね。木野:はい、現在、毎月の通信料金の1%を途上国へ「通信の普及支援」として寄附しています。これはマレーシアに住んでいたときに痛感したのですが、携帯電話を含めた通信環境の普及は、じつはまだ先進国が中心で、発展途上国ではまだまだ通信の利便性を享受できていない貧困層の人たちがたくさんいます。そうした国々の通信インフラ発展に貢献したいと考えているのです。
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