■Sailfish OSを後押しするロシアの狙いとは またロシアでは、通信・マスコミュニケーション大臣のNikolay Nikiforov氏がSailfish OSに強い関心を持っているという。 そもそもロシア政府は、iOSやAndroidなど米国企業の開発によるモバイル向けプラットフォームが国内市場のシェアを95%も占有している状況を問題視しており、ロシア独自のモバイルエコシステムを構築することに力を注いでいる。2025年までには“米国産”のモバイルOSのシェアを50%にまで引き下げるため、Sailfish OSに白羽の矢が立った格好だ。 ロシアは独自にSailfish OSを中核としたモバイルプラットフォーム拡大のための行動計画を作成し、他のBRICs諸国にも参加を呼びかけている。これに南アフリカの大手キャリアであるCell-Cの共同創設者であるSello Rathete氏が呼応し、南アフリカでコンソーシアム「Sailfish Africa」を立ち上げ、アフリカ地域での仲間作りと投資家の募集をスタートした模様だ。 最新バージョンのOSでは、Androidアプリとの互換性も強化されるが、一方ではSailfish OSのネイティブアプリの開発も強化していく考えだという。Lassila氏は「いま世界でSailfish OSに注目が集まり、大きな変化が起きている」としながら、「ローカルごとに独自性の強いアイデアとも柔軟に結びつくことができるオープン性がSailfish OSの特徴です。Jollaは小さなベンチャー企業ですが、これまでの成果がとても高く評判されています」と胸を張る。■街中のいたる所で無料のWi-Fiが使えるヘルシンキ ヘルシンキの滞在中、街中を歩きながらJolla Smartphoneが販売されていたという「DNA」のショップも訪ねてみた。街の中心にある「Kamppi Shopping Centre」にあるDNAの店舗では、やはり残念ながらJolla Smartphoneの在庫は全て売り切ってしまったようだ。 ちなみにDNAで販売されているプリペイドタイプのSIMの内容も調べてみた。一押しの商品は4G LTE対応の「DNA Smart Prepaid」シリーズ。3G/30日のプランが7.90ユーロで販売されている。SMS/MMS機能や100分の音声通話、テキストメッセージなどが利用できる。 DNAのショップや、街中いたるところにあるキオスク「R-Kioski」などで買うことができて、購入して端末に装着すればすぐにアクティベーションをかけて使いはじめられる。ヘルシンキではかなり英語が通じるのが心強いが、物価はやはり相当高め。ビジネスや観光での長期滞在を計画されている方には、通信費用を安く抑えるためにもプリペイドSIMの活用が有効だと思う。 またヘルシンキは無料のWi-Fiがさまざまな場所に飛んでいる利用な街だ。ヴァンター国際空港の中はもちろん、空港から市街地へ向かうシャトルバスでも無料Wi-Fiが完備されていたので、街に向かう途中に駅やホテルの場所を地図で確認するのに大変役に立った。 バスを降りても市電やカフェ、レストランなど公共のロケーションでは無料のWi-Fiがとにかく色んな所で使えてしまう。筆者は初めてのフィンランド旅行だったので、念のためWi-Fiルーターを借りて持参していたのだが、宿泊したホテルでも非常に快適なWi-Fiが使えるし、ルーターに電源を入れずに1日過ごしてしまうこともあった。 少なくともヘルシンキの街だけに滞在する目的なら、SIMフリーのスマホを1台持ってでかければ快適なモバイルインターネットが満喫できるだろう。こんなIT通信の先端国であるフィンランドに誕生したベンチャー企業のJollaが、これから世界のモバイル業界に旋風を巻き起こしてくれることを期待したい。
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