スマホなどの端末から好きなメニューを事前にオーダー決済し、5~10分後などの指定の時間に店頭に行くと商品が完成しているため、注文のために店頭のレジの列に並んだり、わずらわしい支払いの手間がなく、スピーディーに好きなドリンクが楽しめるこのサービス。
対象店舗は、大手町や東京・丸の内エリアのオフィス街を中心に、渋谷・恵比寿・新宿・虎ノ門などの東京都内の56店舗でスタートしており、同社は2020年までに対象店舗と取扱商品の拡充を図り、全国展開を目指すという。
スターバックスを含むコーヒーショップには毎日お世話になっているノマド族の身。これは気になる、ということでさっそく試してみた。
■オーダー手順は、以下のステップ!
1.スターバックスの公式アプリをスマホにインストールし、トップ画面に出てくる「Mobile Order & Pay」の部分の「オーダーする」をタップ。

2.オーダー店舗を選択し、受け取り時間を確認。
まずは店舗を指定。時間帯により、赤字で「Mobile Orderは停止中です」の文字が出てくる店舗も多くあったが、今回は「渋谷ヒカリエShinQs店」を指定すると、受け取り時間は約5~10分後と出てきた。意外とすぐに受け取ることができる。

3.商品とカスタマイズを選択。
商品のラインナップはスターバックスラテ、カフェ アメリカーノ、キャラメル マキアート、ティーやフラペチーノなど定番商品は網羅しており、メニューはすべて写真付きで、店舗よりもビジュアルで選びやすい印象。

商品の写真を選択すると、どんなコーヒーかという説明が細かく書いてあり親切。いつも慌ただしくオーダーし、深く考えずに飲んでいたメニューも、こうやって作っているのかという「ふーん」もあった。

何より、カスタマイズが画面でゆっくりと選べるのは嬉しい。スタバでどんなカスタムができるのかがイマイチ分からないという人も、メニューごとに「ミルクの変更(低脂肪タイプ、無脂肪乳、調整豆乳、ブレべ)」「ディカフェエスプレッソ変更」「エスプレッソ ショット追加」「シロップ追加(バニラ/キャラメル/アーモンドトフィー)」などと細かい設定が出てくるため、好みのカスタムメニューが気兼ねなく完成する。

4.メニュー決定後はカード情報を登録→入金ボタンで入金し、決済画面へ。
決済が確定すると、受取番号が発行されるため、店舗が指定する受け取り時間に店頭でこれを見せればOK。

5.いざ、スターバックス店舗へ出陣!

週末のブランチタイムは7、8人がレジに並んでいたが、「Mobile Order & Pay」の方はこちらのカウンターへ!という案内の看板に従い、カウンターの端に行くと、携帯画面を見せることも無く、口頭ですぐに商品を受け取ることができた。


率直な感想をまとめると、スマホでのオーダーは商品の追加や削除もラクラクでストレスなしの操作感。カスタム画面もGOODだが、受け取り時間がどの店舗も約5分後~10分後となっており、例えば朝起きてすぐなどの早いタイミングでは注文ができないところはややネック。
まだオフィス街中心の新サービスということもあり、会社のメンバーでランチ後や休憩時に「まとめ買い」的な使い方は、待ち時間もなく非常に便利だろう。出勤時に電車の中で注文して、最寄り駅に到着後に店舗でピックアップしてオフィスに持参すれば、忙しい朝でもスムーズで時間の有効活用にもつながる。また子連れの親にとっては、子供を待たせることなく自分用のカフェを買うことができて嬉しいサービスかもしれない。
スタバはどこの店舗でも、少なからず並ばなけれならない印象がある。2020年内の全国展開、自宅付近の店舗への普及も心待ちにしておく。