日本政府観光局が発表した1月の訪日外客数は前年同月比29.1%増の121万8000人と1月として過去最高となった。豪州や東南アジアを中心に、スキーや雪遊び、冬のイベントなど、「スノーリゾートとしての日本」をPRしてきたことや、ビザの緩和、消費税免税制度の拡充、円安進行による訪日旅行の割安感が浸透したことが増加の主因と見られる。市場別では、韓国、豪州が単月として過去最高を記録したほか、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、米国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインが1月としての過去最高を記録した。韓国は1964年の統計開始以来、全市場を通じて初めて単月で30万人を超えた。また、豪州は、2014年12月に続き2か月連続で単月過去最高を記録した。一方、出国日本人数は同1.2%減の123万8000人だった。