パナソニックシステムネットワークスは太陽光発電所向けの無線型ストリング計測システムを12月より販売開始する。 大規模な太陽光発電所では太陽電池モジュール数が多く、不具合の発見や点検工数が多いという課題があるが、本システムではブロックごと(ストリング単位)に絞り込んで管理できる点が特徴。価格は個別の見積りとなる。 異常検知の種類は、断線、故障・固定影/時変影、温度異常など。計測子機とデータ収集用の親機を無線で接続し、ネットワークカメラなども含めてインターネット経由での遠隔監視を行うことができる。 通信規格は1.9GHz帯のDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)方式。ETSI(欧州電気通信標準化機構)が策定したデジタルコードレス電話の規格を採用し、Wi-FiやBluetoothなどで使われる2.4GHz帯との干渉が少ない。 初期導入だけでなく、既存の設備への後付けも可能で、無線接続によって配線コストを削減できるのが大きな利点だ。