デンソーは、レーザーセンサーを活用した遠隔見守りシステム「ZONE D」に、太陽光で給電可能な独立電源を付加したセキュリティシステム「エネる D」を開発し、2015年2月1日から販売を開始する。2013年4月より発売を開始したZONE Dは、店舗や工場などのセキュリティシステムとして、190度広角レーザーエリアセンサーにより侵入者を検知し、カメラによる自動追尾で撮影しながら警報サイレンなどの「音」、フラッシュライトなどの「光」で威嚇し、重大事故の未然防止に効果を発揮する製品。また、自宅のパソコンやスマートフォンなどの携帯端末から遠隔地に居ながら設置場所のリアルタイムなライブ画像を確認でき、これまで多くの店舗で採用されてきた。今回、屋外電源がない場所での設置要望に対応するため、従来のセンサーにソーラーパネルと蓄電池を組み合わせたエネる Dを開発。電源ユニットは、充電しながら放電できる独自技術(バンク制御技術)を活用し、蓄電池の小型・低コスト化を実現した。また、オプション機能として、災害時にWi-Fiスポットとして使用することができる。新製品の開発により、従来設置が難しかった農園や公園、建築現場など幅広い市場ニーズへの対応が可能になる。今後、さまざまな場面でエネる Dを活用してもらうため、販売開始にあわせて、同社はZONE D・エネる Dの販売代理店の募集も行う。