音楽ユニット・DREAMS COME TRUEが5日、東京・国立代々木競技場第一体育館でライブを開催。サプライズゲストとしてお笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の肥後克広、さらにフィギュアスケートの浅田真央選手が登場し、客席を沸かせた。 全国13都市32公演30万人を動員する全国ツアーを敢行中のドリカム。その12公演目となる東京公演が4日・5日の2日間にわたって行われた。 2日目の代々木体育館での公演では、まずはダチョウ倶楽部・肥後がサプライズ登場。楽曲「愛して笑ってうれしくて涙して」の曲の最後にある「ヤー!」という部分は、中村正人が通常のライヴ時、お客さんを煽りながら、楽曲が終わった後も「ヤー!」とダチョウ倶楽部の定番ネタのようにやるのがお決まりになっているが、この日は吉田美和から「だからそれじゃないってば!」と突っ込まれると、中村が「じゃあ、この人がやったらどうなの?ダチョウ倶楽部の肥後さんだー!」と言うとステージには本人が「ヤー!」と現れ、会場からは驚きと喜びの歓声があがった。 ステージでは何度も中村と肥後の2人が「ヤー!」を連発。抱き合ったりするなど楽しんでいる様子だった。これには吉田もびっくりで「私、マジ知らなかったんだけど!肥後さん何してんですか……!何か昔より(2人が)似てる気がするんだけど。正人がソワソワしてたと思ったらこれか!」と驚きを隠せない様子だった。中村によると、観客としてライブを観に来てはいた肥後を、中村がライヴ5分前にステージ出演を交渉したとのこと。ステージ上では初の共演となった。 そしてライブ後半では楽曲「AGAIN」が披露される前に、吉田が「いつもならこのままいく(歌う)んだけど、今日はちょっとだけ話してもいい?この曲作ってる時に、すっごいこの人の事を思い浮かべて書いてたの。今日はその人が観に来てくれてるんだ。あまりにも嬉しいので紹介してもいいですか?浅田真央~!」と叫ぶと、浅田さんが巨大モニターに映し出され、会場はまたしても驚きと喜びの大きな歓声が起こった。 浅田さんは立ち上がると会釈し、会場のオーディエンスに手を振った。吉田は「嵐の代々木ベイビーズ、今日は凄いよ、肥後さんから浅田真央ちゃんまで最高だよ……ありがとうね。もう……何ていうか……歌う!」と言うと、渾身の力を込めて浅田さんを想って書いたと言う「AGAIN」を熱唱し、集まったファン1万2千人を魅了した。