キングジムは16日、同社のデジタル名刺ボックス「ビズレージ」において、名刺情報が流出していたことを発表した。一部製品に、実在する人の名刺情報が、誤って保存されたまま出荷されていた。 「ビズレージ」(品番:DNX100)は、2014年8月29日から発売された新製品。大量の名刺を一気にスキャンし、データをPCに保存できるスキャナと保管箱を兼ねた機器となっている。 今回、実在する30名の名刺情報(名刺画像・会社名・会社所在地・氏名・会社電話番号・会社メールアドレス等)が出荷されていることが判明した。情報流出した30名に対してはすでに個別に謝罪済みとのこと。 「ビズレージ」の名刺送りテストを実施する際に、実在する人の名刺を使用し、その名刺情報を消去せずに出荷したのが原因。これらの名刺は、同社社員が2007~2008年頃に、名刺交換によって入手したものとなっている。対象台数は39台。対象製品のシリアル番号、連絡先などは、同社サイトで公開中。