「木を工芸品としてではなく工業製品にする」北海道・東神楽町の職人 鈴木鵬生氏のビジョンを製品化したペンが会場に展示されている。 芯とバネ以外はすべて天然木で作られており、しかも0.01ミリまでも精密に加工されている。色も薄い木目調のものから、ちょっと濃いめのものまで様々だが、これらは染めているのではなく、本来の木の色を活かしたものということにも驚かされる。 また、芯の交換の仕組みや、クリップ部分などの細かさを見ると職人技と思えるが、実は鈴木氏は独自にNC機械を製作して量産しているという。 販売は旭川に本社を置くノーザン。看板製作販売が主な企業だが、今回展示した木製ペンは10月20日から販売開始予定となっている。