文具展とか雑貨展、ギフトショーといった類の展示会は、歩いていても楽しい。ちょっと工夫した新製品に思わず「欲しい!」とうなってしまうことも少なくない。
国際展示場では4日から「国際文具・紙製品展(ISOT)」が開催されていた。なかでも人だかりができていたのが、コスモテックの「wearable memo(wemo)」とその新製品の展示だ。
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書くものがなく、自分の手にメモ書きしてしまった経験はないだろうか?すでに同社から発売になっている「wemo」は油性ボールペンで書くことができるシリコンバンド。指や消しゴムで消すことができる。装着も下の動画のように簡単。片手で腕にたたきつけるようにすれば、くるんっ!っと腕に巻き付いてくれる。これをつける身に着ける習慣ができていれば、とっさのメモに役立てることができる。
同様の素材を使った新製品は秋発売予定だが、ノートパソコンやパソコンカバーに貼ることができる「パッド」タイプと、iPon・iPadのケースとなっている「ケース」タイプがある。こちらも油性ボールペンで書くことができ、消しゴムで消せる。メモリたいと思った時には、iPhoneケースに書き込んであとでささっと消せばいいわけだ。
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でも、ちょっと待てよと。そんなことせずにiPadとかiPhoneのメモに記入すればいいじゃないか?と。しかし想像してみてほしい、アプリ機能をPCやスマホで立ち上げて書き込むというのは相当な負担。面倒。すぐメモりたいのに一瞬でも待っていられないのが現実ではないだそうか?
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同社の下山氏は、昔から紙にメモる習慣がある年配の人はスマホのメモにはめもらないと話す。筆者も同じ。逆に付箋に書いてしまう。
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もともと同社はパソコンやスマホの内部のフィルムも製造、国内ベンダーに納品していたが、日本の企業が次々にパソコン、スマホ製造から撤退。得意の粘着技術・コーティング技術を使い、今回の製品を手掛けはじめたという。表面には特殊なコーティングをしており、簡単には消えにくく、それでいて消しゴムで消えやすいという絶妙な使い勝手を実現している。