LinuxベースのUbuntu OSはこれまでPC版とサーバー版により提供されてきたが、新たにモバイル端末版OSの開発が進められている。
特徴は端末にハードウェアキーを必要とせず、グラフィカルなインターフェースを活かした直感的なタッチジェスチャーで多くの操作が完結できる。ホームメニューで、画面の左側から中央へスワイプするとアプリケーションのアイコンが並ぶ「ランチャー」が表示される。画面の右側から中央へスワイプすると「スコープ」と呼ばれる、「音楽」や「動画」などテーマごとにコンテンツをまとめた画面に切り替わる。ブースに設けられたデモ機によるタッチアンドトライが好評を博していた。
同社は2月に開催されたMWC2014の会場で、中国のMeizu、スペインのbqが年内にUbuntu OSを採用するミッドレンジクラスのスマートフォンを発売予定であることを発表した。同イベントでは試作段階だったためUbuntu OSが動く状態の実機は展示されていなかったが、Mobile AsiaのブースではMeizuの実機によりUbuntu OSを体験することができるようになっていた。展示スタッフによれば、中国での発売は計画通り年末までに実現される見込みだという。
本機により、ホームメニューからランチャー、スコープの表示まで撮影した動画も参考にしていただきたい。