今回ドコモは、昨年秋に「CEATEC JAPAN 2013」で展示した技術展示を中心にヨーロッパ市場に向けた提案をMWCで行っている。同社では2015年の導入を目指して、LTEの次期バージョンである下り最大187.5Mpbsの「LTE Advanced」の技術開発を進めている。次世代移動通信「5G」はこれに続く新しい通信方式であり、東京オリンピック開催の2020年に実用化を目指している。20GHzの高い周波数帯を活用することで、1000MHz(1GHz)という広い帯域幅での高速大容量通信を実現するというもの。現行LTEサービスの約1000倍となる、ピークレートで10Gbpsの通信速度実現がターゲットとなる。