日本電信電話(NTT)は11月19日、新たな情報流通技術「HTML5デジタルサイネージ連携技術」を開発したことを発表した。災害情報流通システムとして、実証実験を熊本市商店街・熊本空港で実施する。 「HTML5デジタルサイネージ連携技術」は、災害発生時に、街中に設置された複数のデジタルサイネージに表示する災害情報を、ユーザーがスマートフォンから簡易に情報収集できる技術。デジタルサイネージから取得した最新の災害情報を、スマートフォンに保有したユーザーが、別のデジタルサイネージのエリアに移動(リレー)することで、最新情報に更新することも可能となっている。 本技術によって、大災害が発生し通信網の輻輳や通信基地局の停電などが発生した場合でも、デジタルサイネージに情報を配信することが可能となる。また、デジタルサイネージから最新の災害情報を保有したユーザーが、それよりも古い災害情報を配信するデジタルサイネージのエリアに行くことで、最新情報に更新することが可能となり、災害情報に関する混乱を回避できる。 NTTでは、本技術の実証実験を、熊本市中心部の商店街(上通、下通、サンロード新市街)において、11月20日~12月20日の期間、募集被験者のべ400名程度を対象に実施する。熊本空港でも、同様の実証実験を2014年1月15日~17日の期間、募集被験者合計30名程度を対象に実施する。
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