人気俳優ウォンビンと同じ名前を持つ韓国の総合格闘技選手がRIZIN韓国大会に参戦する。
日本の格闘技イベント「RIZIN」の韓国大会「RIZIN WORLD SERIES in KOREA」が、来る5月31日に仁川(インチョン)のパラダイスシティで開催される。
「RIZIN」初となる韓国大会では日韓対抗戦11試合が組まれたなか、メインイベントを飾るのがライト級のキ・ウォンビンとホベルト・サトシ・ソウザの対戦だ。
“ザ・コリアンゾンビ”の異名を持つジョン・チャンソンの弟子で知られるキ・ウォンビンは1991年2月11日生まれの34歳。2014年にローカル団体「KAMA」でプロデビューすると、韓国の総合格闘技団体「ROAD FC」で5連勝を重ねたが、2017年にはマンソール・バルナウイやブルーノ・ミランダといった強豪相手に連敗を喫する。

それでも、以降は修斗をはじめ韓国国内外で勝ち星を重ね、2019年7月には「GLADIATOR」ライト級王座決定戦でヴィトー・トファネリを下し第3大王者に輝いた。
ただ、同年12月の「DEEP」で岸本篤史に1R KO負けを喫すると、2020年7月から韓国の「Double G」に参戦。2021年6月、ライト級王座決定戦でキム・ソンゴンにTKO勝利し、新王者に輝いた。
その後、2022年には“UFCの登竜門”こと「ROAD TO UFC(RTU)」に参戦するも準決勝敗退。2023年の「RTU」では反則負けに泣いたが、2024年の「RTU」にワンマッチで参戦すると、雑賀ヤン坊達也との乱打戦でダウンを奪われながらも逆転KO勝利を果たした。

対するサトシはブラジル出身で、2006年にブラジリアン柔術世界選手権を制覇するなど、圧倒的かつ芸術的な技術の強さを誇る“柔術界の至宝”だ。
2013年にMMAデビュー後はREAL Fight Championshipで5連勝し、同団体のスーパーライト級王座に就く。「RIZIN」には2019年から参戦しており、2021年にトフィック・ムサエフ相手に1R一本勝利してライト級王者となった実力者である。
キ・ウォンビンはボクシングがベースで、サトシは柔術がベースだ。キ・ウォンビンが“グラウンド”を明け渡さない限り、彼の勝利を予想することができる。
■【写真】韓国の美人ラウンドガール、大胆衣装で妖艶なキャットウーマンに変身