富士通研究所およびFujitsu Laboratories of America社は10日、LTEフェムト基地局が周辺環境を検知して電波干渉を自動的に低減する技術を開発したことを発表した。 フェムト基地局は、屋内無線通信を大容量・高品質化するための小型の携帯電話基地局。従来、フェムト基地局同士が近接する場合や、携帯電話基地局(マクロ基地局)が近接する場合、電波干渉の影響により通信性能が劣化する問題があった。新技術では、フェムト基地局が自立的に周辺の環境を検知して、送信タイミング、送信電力、送信周波数帯域を調整することを可能とした。 フェムト基地局が、周辺のマクロ基地局の情報、マクロ基地局に接続されたマクロ端末の情報、隣接するフェムト基地局の情報、自基地局に接続された端末の情報を取得。そのうえでマクロ基地局の情報に基づいて、マクロ基地局の信号の送信タイミングに合わせて、フェムト基地局の信号の送信タイミングを設定。さらに各基地局間の干渉を避けるために、データチャンネルの送信帯域を分割する。 これにより、電波干渉が大きい場合に、従来に比べて通信速度を約2倍に向上できることが、シミュレーションにより確認された。今後は本技術により、自宅での無線による高画質動画再生、オンラインゲームなどのアプリケーションのスムーズな動作などが可能となる見込み。2013年度の実用化を目指す。
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