ファーウェイとチャイナ・モバイルは2日、エベレストの標高5200m付近でのTD-LTEエリア化を実現したと発表した。 サービス発表会では、エベレストのベースキャンプからイベント会場へHD動画をストリーミングするなど新たな4Gの技術を披露。 2007年、ファーウェイはチャイナ・モバイルなどとともに、北京オリンピック聖火リレーの準備のためにエベレストのGSMエリア化を実現。それ以来、エベレストベースキャンプのファーウェイGSM基地局は訪問者に提供され続けてきたという。 ファーウェイ ワイヤレスネットワーク担当プレジデントのデビッド・ワン氏は、「エベレストへ4Gを持ってくることは、世界のTD-LTE開発において重要な出来事だ。我々はこれを実現できたことに興奮しているし、より多くの世界中の事業者がいつでもどこでも高速モバイル通信サービスを実現することを楽しみにしている」とコメントした。 TD-LTEは、LTEの一種で、上りと下りが同じ周波数帯を時間を分けて使う通信仕様。日本では、ソフトバンクがAndroidスマートフォンなどで「Softbank 4G」としてTD-LTE互換のサービスを提供している。