このシステムは、ICT技術を活用したスマートグリッドにおいて、各家庭の電力管理制御システム(HEMS: Home Energy Management System)の情報をマシンツーマシン(M2M: Machine-to-Machine)通信技術で相互にやり取りを行う、電力需給制御アルゴリズムを動作させるためのものとなる。
EVNOは、HEMSやスマートメータが、API(Application Program Interface)を通して、各家庭の現在の電力需要状況と電力供給(太陽光発電や燃料電池、蓄電池からの放電)状況である需給状況を利用可能とする。各家庭のアプリケーションプログラムでは、APIを通して得られた需給状況をもとに、M2Mの通信技術を用いた家庭間での分散協調スケジューリングアルゴリズムにより自動的に需給調整を行う。