キヤノンマーケティングジャパンは24日、レンズ交換式デジタルシネマカメラ「EOS C300」を31日から販売開始すると発表した。価格はオープンで、予想実売価格は1,500,000円前後。 「EOS C300」は、映画フィルムの1コマの大きさに近いスーパー35mm相当のサイズのCMOSセンサーを搭載したデジタルシネマカメラ。従来の業務用ビデオカメラよりも1画素あたりの面積が大きい一方、映像制作用のカメラのなかでも小型ボディとした。縦型のデザインを採用している。 交換レンズは、同社製のレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「EOS」用の交換レンズ「EFレンズ」を装着することが可能。映画製作に最適化した交換レンズ「EFシネマレンズ」にも対応する。 製品発表は2011年11月に行なったが、その際に同時に発表した「EOS C300 PL」は3月下旬の発売を予定。「EOS C300 PL」は「EOS C300」と同機能で、マウントに映画業界で普及するPLマウントを採用している。31日には「EOS C300」のほか、交換レンズでEFマウントの「CN-E14.5-60mm T2.6 L S」とPLマウントの「CN-E14.5-60mm T2.6 L SP」も発売すると発表した。