今週のエンジニア女子は入社して1年4ヵ月の上田 桂菜子(うえだ かなこ)さん。ARアドバンストテクノロジのクラウドSI部 クラウドビジネス第1課 第1グループに勤務している。-- 現在どのような業務を行なっていますか?いま、私はクラウドアーキテクトとしてAWSやAzureを用いた環境構築を行っています。また、運用自動化ツールを用いた構築・運用管理自動化にも取り組んでいます。日々進化し続けるクラウドサービスの情報を収集し、社内に展開することも業務のひとつです。ARIは「先進性ある技術を通し、顧客の問題解決と社員の幸せを創造し、社会の未来発展に貢献する」ことを理念として掲げています。最先端の技術を学んだり、未経験なことに敢えてチャレンジするのが楽しいタイプなので、大変ですが、毎日わくわくです。--ご自身が携わっているシステムについて教えてください。AWS上に構築されていた自社ソリューションをAzureへ移管するということを行いました。現在は、ログ集約や監視のための詳細設計・構築を行っています。--業務の中で大事にしている点や気をつけていることはなんですか?ゴールイメージを統一させてから作業を行うことです。それによって、作業の手戻りを減らすとともに必要知識を効率よく得ることができます。また、入社2年目で知識も浅いため分からないことを曖昧なままにせず調べたり、素直に尋ねたりするようにしています。社内にはとにかく優しい方が多く、困ったときは他部署の方から技術共有を受けることもあります。--好きなプログラミング言語とその理由を教えて下さい。C言語です。流行りの言語と比較し、ポインタやメモリなどの細かいことを意識する必要があり、ハードウェアの動きまで考えて設計ができる点が好きです。手がかかる分、かわいく感じます。--エンジニアを目指したきっかけを教えてください。特定の分野の知識のみ強くなるというのではなく業務を通して様々な業界を知りたい、サービスの裏側を知りたいと考えたのがエンジニアを目指したきっかけです。また、単純にものづくりが楽しく、苦労し作成した処理が意図した通りに動くと気持ちがいいです。-- いまの仕事を選んで良かったと思うことはなんですか?社内に目標になる方が多いところです。知識が広く深い方、お客様との折衝の上手い方、プライベートを大切にしている方に憧れています。デザイナーや営業等、他部署の方との交流もあり視野が広がります。ARIの顧客と社員を大切にする社風、個性的な方が多い環境に魅力を感じています。-- 他の職業では体験できないことはありますか?常に最先端の技術に触れる必要があり、日々学ぶことが多く大変ですが、自分の成長がはっきりと実感できます。システムを顧客に提供する上でインフラは欠かせないものであるため、責任感を感じます。--エンジニアなら読んでおきたいと思う本を推薦して下さい。「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である(著者:中島聡)」です。時間管理の改善のため手に取ったのですが、時間術だけでなくMicrosoftでの開発話など著者の実体験が多く書かれています。時間術のひとつとして興味深かったです。プロトタイプを作成し見せるという方法論は勉強になりました。-- どういった方がエンジニアに向いていると思いますか?考えることが好きで、自分で答えを見つけようと邁進できる方。新しいインプット、アウトプットが常に求められるのですが、その苦労を楽しめる方。が向いていると思います。-- 今後はどのようなエンジニアを目指していきたいですか?最新の技術に対しても今までのノウハウを生かして的確なアイディアをくださる上司がいます。その方のように一人称で仕事ができるようになりたいと考えております。■ひとくちメモQ. 貴方のビジネスツールで自慢の、またこだわりのあるものを教えてくださいA. Azure上にVM構築を行っている際、Microsoft Azure Storage Explorerをよく使用します。ポータル画面で取得できないページBLOBのSnapshot取得や、ディスクのrenameが行えるため日々の業務には欠かせないツールとなっています。Q. お仕事帰りに寄るお店(居酒屋など)とおすすめメニューを教えてくださいA. 会社の裏にあった「月の宴」です。19時のお食事時に20人で押しかけてもお席を確保して頂けるため、突然の集まりの際に重宝していました。しかし、最近潰れてしまったため、新しくお店を探しています。Q. よく遊ぶ場所(地域やお店などなんでも)A. 就業後に同期や女性の先輩と渋谷でスイーツを食べに行きます。今度、幸せのパンケーキにパンケーキを食べに行く予定です。Q. 好きな休日の過ごし方はなんですか?A. 電車や車でお出かけをすることが好きです。