富士通は20日、アプリケーション実行基盤であるアプリケーションサーバの最新版となる「Interstage Application Server V10.1」の販売を開始した。Java EE 5、J2EE、COBOL、C言語に加え、Javaの最新規約であるJava EE 6をサポートした。
「Java EE 6」は、Javaの基幹系業務システムで採用される、業界標準の規約の最新版。Webアプリケーションの標準規約であるServletやJSPといったサブ規約が含まれている。これにより、既存システムに手を加えたり、業務の運用を変えることなく、既存業務と最新のJava EE 6によって開発したアプリケーションを本製品上で実行できる。またJava EE 6に対応したことで、従来のWebアプリケーションでは必須だったweb.xml記述が一文で表現できる。また、作成したアプリケーションの動作検証をJava VMだけでできるため、テスト用のアプリケーションサーバを構築する必要がなく、さらに開発生産性が向上する見込みだ。そのほかの複数言語についても、開発したアプリケーションを、同一アプリケーションサーバ上で同時実行することが可能。