「SAN/iQ9.0」では、仮想化環境へのさらなる最適化を図るため、運用性ではHPのサーバ統合管理ツール「HP Systems Insight Manager ver.6.2」との連携が実現、システム全体の運用管理が可能となった。また、同時に、HP通報サービスが利用可能となり、各サーバやストレージの診断ツールにより検知された障害情報のうち、保守対応を必須とする情報をHPに自動通報できる。
また、ストレージボリュームにアクセスするためのセッション方式として、既存のHP独自の方式であるP4000 DSM for MPIO(LEFTHAND DSM for MPIO)に加え、Windowsがもともと持っている方式であるMicrosoft DSMを使用可能となった。バックアップ機能面では「VMware vSphere 4.1」のストレージ機能「VAAI」がサポートされ、バックアップによるネットワークの負荷を軽減した。またネットワークRAID5とRAID6にも対応した。なお、「P4000 G2 SAN」をすでに利用しているユーザは、無償ダウンロードで「SAN/iQ9.0」にアップグレードすることが可能。 《冨岡晶》