NECビッグローブ(BIGLOBE)は22日、企業のユーザーサポート向けに、ユーザーのパソコンを遠隔操作することでサポートを行う「LogMeIn Rescue(ログミーイン レスキュー)」を発表した。11月上旬より提供を開始する。 「LogMeIn Rescue」は、ITシステム構築企業やアプリ開発企業などをはじめ世界で多数の導入実績を有する米国のLogMeIn社のSaaS型リモートサポートサービスを、BIGLOBEが日本市場向けにローカライズしたもの。パソコンの遠隔操作によりITシステムのトラブル解決や提供アプリの操作支援などを可能とする。SaaS型のサービスであるため、短期間での導入や低コストでの運用が可能。 管理者向けには、ユーザーの問い合わせ対応履歴の管理や、月ごとの問い合わせ件数などを表示するレポート機能などの充実した管理機能を用意。また、問い合わせの種別に応じて対応するサポート要員のアサインや、スケジュールの管理ができる他、ユーザーへのアンケート作成および集計によりユーザー満足度の管理などを提供し、導入企業はすぐにサポートサービスを開始できる。 遠隔操作するユーザーのパソコンには、特定のアプリをインストールする必要はなく、事前に通知したURLにアクセスし、簡単な操作を行うだけでセッションが確立できる。利用OSについては、Windows、Macを問わず利用できる。今後はiPhone、Android、Windows Mobileなどのスマートフォンにも順次対応予定。 BIGLOBEでは「LogMeIn Rescue」を、ユーザー向けのサポートセンターだけでなく、社内のITサポート部門や新しい業務システム導入時の社内教育などへ利用拡大を図り、今後3年間で300社に導入、売上2億円を目指す。利用料金は、初期費用無料、サポート要員が使用するパソコン1台に付き月額9,870円(税込)/年額91,560円から。
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