NTTドコモは30日、企業向けに、会員証の発行や商品の購入履歴などの収集、最新情報や割引クーポンの配信など、おサイフケータイを活用したCRMを実現するASPサービス「モバイルマーケティングASPサービス」を発表した。2011年1月20日より提供を開始する。 「モバイルマーケティングASPサービス」とは、主に小売業や飲食業などを営む企業や店舗が販売促進を行うための「おサイフケータイ会員証」「おサイフケータイクーポン」などの機能を1つのパッケージにして、ドコモがASPサービスとして提供するもの。会員証の発行や割引クーポンの配信など、携帯電話を活用したマーケティングを行うための機能がワンパッケージになっており、ドコモが提供している「iコンシェル」や「トルカ」、決済サービスである「iD」と連携することも可能。 おサイフケータイを使うことによって、企業や店舗は顧客の利用履歴などを効率的に把握できる。これにより、会員属性に合わせたリアルタイムな情報の配信や割引クーポンの配信などによる販売促進施策の実施や、一連の利用履歴などを分析して効果測定することも可能。ASPサービスとして提供するため、企業側でサーバなど専用システムを構築する必要がない。 なお本サービスは、ローソンが8月31日~9月27日の期間、ドコモプレミアクラブ会員向けの「おサイフケータイクーポン」として導入。イオンマーケティングが9月22日よりイオンカスタマーネット会員向けに「おサイフケータイ会員証」として一部店舗が先行導入する予定。
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