KDDIは5日、頓智ドット(頓智・)と資本提携したことを発表した。同日に実施された第三者割当増資を引受け、頓智・に4億4800万円を出資した。 KDDIと頓智・は、現実空間とインターネットをつなぐAR(Augmented Reality:拡張現実)技術をスマートフォンや携帯電話で活用するため、連携してサービスの共同事業化に取り組んできた。2010年6月にはARアプリケーション「セカイカメラ」のAndroid版を世界で初めて、auスマートフォン「IS01」に搭載。また7月からはKDDIおよびKDDI研究所が共同で培ってきたARプラットフォーム「実空間透視ケータイ」と頓智・の「セカイカメラ」が連携したARアプリケーション「セカイカメラZOOM」の提供を開始していた。 一方、頓智・は、2009年9月にセカイカメラを世界に向けてリリースして以降、継続的に機能拡充やソーシャル性を追求し、7月にはセカイカメラのゲームプラットフォーム「セカイアプリ」を発表している。 KDDIと頓智・は、今回の資本提携によって両社の協力関係を一層深め、スマートフォンや携帯電話によるセカイカメラの会員数の拡大を図り、拡大した会員に対して協業してビジネスを展開していくとのこと。具体的には、KDDIの課金プラットフォームを利用したゲームの課金や、広告などのビジネスを推進する。
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