KDDIは28日、同社がMVNOとして提供するWiMAX網を介して、WiMAXデータ通信カードやWiMAX通信モジュールからユーザーのイントラネットにセキュアにアクセス可能な閉域型リモートアクセスサービス「クローズド リモート ゲートウェイ」(CRG) を発表した。法人向けに8月1日より提供を開始する。 「クローズド リモート ゲートウェイ」は、インターネットを経由せずにWiMAX網と顧客企業のイントラネットなどを、「KDDI IP-VPN」や「KDDI Wide Area Virtual Switch」(KDDI WVS)などで直接接続できる閉域型のリモートアクセスサービス。WiMAX通信機能を搭載したPCやデータ通信カードはもちろん、WiMAX通信モジュールにも対応する。 CRGの月額基本料は0.5Mbpsが8,085円、1Mbpsが60,900円、10Mbpsが278,250円、100Mbpsが929,250円など(税込)。接続ドメイン使用料が1ドメインごと 月額31,500円。初期費用はネットワーク設定工事費・ドメイン登録工事費・ゲートウェイ設定工事費・プールアドレス設定工事費が各10,500円。WiMAX通信料が月定額4,480円/台など。また別途ネットワーク回線料金が必要。 また、「クローズド リモート ゲートウェイ」の提供開始に併せて、WiMAX通信機能を搭載した通信モジュールを活用したソリューションサービスの提供を開始する。WiMAX通信モジュールを活用したソリューションサービスでは、高速・大容量かつ常時接続が可能なWiMAXの特長を活かし、デジタルサイネージやモバイル決済端末などのM2M市場において急速に拡大するデータ通信ニーズに対応する。