UQコミュニケーションズは7日、無線LAN対応機器でWiMAXの高速モバイル通信を可能とする無線LANルータとして「WiMAX Speed Wi-Fi」の事業展開を発表した。 WiMAX Speed Wi-Fiは、無線LAN対応機器からWiMAX経由でwebへのアクセスを可能とするルータ。無線LANのアクセスポイントがない場所でも、WiMAXの回線契約を結んだ上ならば、WiMAXサービスエリア内での無線通信を利用できるほか、下り最大40Mbps/上り最大10Mbpsの高速通信(理論値)に対応。動画/音楽/書籍などデータ容量の大きいファイルのダウンロードはもちろん、対戦型オンラインゲームなどを快適に行なえるという。 メーカー各社からは続々と、モバイルタイプ/据え置きタイプ両方で、WiMAX Speed Wi-Fiルータが登場。ビックカメラは7日、持ち運びが容易なモバイルタイプとして「URoad-7000(WiMAX Speed Wi-Fi)」(シンセイコーポレーション製)を発表した。6月下旬からビックカメラ/ソフマップの各店で発売する。価格は19,800円。 同製品は、WiMAXに対応するIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANルータ。無線LAN搭載ノートPCをはじめ、PSPやニンテンドーDSといったポータブルゲーム機、iPhoneやiPadなどの無線LAN対応機器で利用が可能。無線LAN対応機器を5台まで同時に接続できる。 対応ブラウザとして、Microsoft Internet Explorer(Ver7以上)/Safari(Ver4.0.5)/Firefox(Ver3.6.3)/Chrome(4.1)を推奨。セキュリティはWEP(64/128ビット)/WPA-PSK(TKIP/AES)/SSIDステルス機能/MACアドレスフィルタリング。 約3.5時間の連続通信を可能とするバッテリを内蔵。幅104×高さ14.8×奥行き62mmの手のひらサイズで、重さが約117g(バッテリ含む)という持ち運びが容易なボディ。本体カラーはブラック/ホワイトの2色を用意。付属品はACアダプタ/USB給電ケーブルなど。 そのほかにNECアクセステクニカは、据え置きタイプのルータとして「AtermWM3400RN」を7月下旬から発売する予定(価格はオープンで、予想実売価格は20,000円前後)。UQコミュニケーションズの発表によるとWiMAX Speed Wi-Fiは、6月7日現在で5メーカーから7機種がラインアップされているという。 また、そのなかには、指定のモバイル通信サービスの利用が条件となるMVNO専用モデル(MVNOはMobile Virtual Network Operatorの略)がある。先に挙げたビックカメラのURoad-7000(WiMAX Speed WiFi)はその1つで、同社のモバイル通信サービス「BIC WiMAX SERVICE」専用のモバイルルータとして、同サービスへの加入を必須としている。 UQ WiMAXは5月末時点で8,120局の屋外基地局を整備済み。今後さらに拡大を図り、今年度末までに累計15,000局の屋外基地局の整備を進める予定としている。
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