3PAR(スリーパー)は13日、ストレージ・ベンダーとして初めて、クラウド・セキュリティ・アライアンス(CSA)に加盟したことを公表した。 2008年に結成されたCSAは、クラウド・コンピューティングでのセキュリティを確実にするベストプラクティスの普及促進と、IT業界におけるクラウド・コンピューティングの啓蒙を行っている、非営利の業界団体。3PARは2009年7月に「クラウド・アジャイル・プログラム」を発表しており、CSAへの参加によって活動を支援しつつ、特にクラウド・セキュリティ・スタンダードへのニーズを中心として普及を進めていきたいとしている。 具体的にはクラウド・コンピューティング環境でも安心できる、データ保存と管理に関するベスト・プラクティスやガイダンスの策定を実施。特にディザスタ・リカバリー(災害復旧)、ユーザー、ホスト、アプリケーション・データの確実な分離、および電子証拠開示や企業コンプライアンスのためのデータの「ロックダウン(施錠)」に注力するとしている。 CSAの創立メンバーであるJim Reavis氏は「世界のトップ・サービス・プロバイダの多くが3PARユーティリティ・ストレージによって自社のクラウド型サービス・ラインを展開する現在、グローバル・サービス・プロバイダ市場において3PARがはたしている役割は、CSAに高い価値をもたらします。また3PARが自社のプログラムを通して、クラウドにおけるセキュリティ上の課題に、企業やサービス・プロバイダとともに取り組んできた経験は、当アライアンスが今後クラウド向けセキュリティ・スタンダードやベスト・プラクティスを策定していく上で、貴重なものとなるでしょう」とのコメントを寄せている。
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