JPCERT/CCが事務局を務めるフィッシング対策協議会は2日、セゾンカードを騙って偽サイトに誘導しようとするフィッシングメールが出回っているとして注意喚起を発表した。 「フィッシング」とは金融機関などを装った電子メールを送り口座番号、パスワード、クレジットカード番号などの個人情報を詐取する行為。フィッシング対策協議会の発表によると、セゾンカード利用の口座から(心当たりのない)送金を行うとして、その取り消しのためにサイトへのアクセスが必要だとして、偽サイトに誘導するという。 フィッシングサイトのURLは「www.saisoncard.co.jp.●●●.us/」という、一見紛らわしいものだ(正しくは「www.saisoncard.co.jp」)。3月2日午前10時時点でも、このフィッシングサイトは稼働中とのことで、フィッシング対策協議会はJPCERT/CCにサイト閉鎖のための調査を依頼したという。 同協議会では、このようなフィッシングサイトに誘導するメールを受けとっても、URLをクリックして個人情報を入力したりしないように注意するよう呼びかけている。