NECは「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO 2009」の展示会場にて、新しいAndroid端末のモックアップを展示していた。展示は実機ではなかったが、2010年秋には発売すべく準備中であるとした。 外観は写真のとおりデジタルフォトフレーム型、平置き型、携帯型の3つのモデルがあるようだ。プラットフォームにAndroidを使うということ以外、詳細なスペックはまだ確定させていないという。Android端末だが、携帯電話機能は内蔵させず、USBドングルか通信カードスロットで対応する形だ。 NECでは、PCとスマートフォンの間を埋めるような端末を目指しているそうだ。携帯型には両面にカメラが内蔵される。ボタンは最小限だが、中央の丸いボタンはカーソルのポインティングデバイスになるという。もちろんタッチパネルにモーションセンサを内蔵したユーザーインターフェイスも搭載される。 外観も含めて詳細スペックはどのようになるかは未定だそうだが、エンドユーザー向けの端末とするなら、ブラウザやパーソナルツールのアプリケーションを内蔵した形となるだろう。ウェブ接続が前提となりインターネットサービスやアプリケーションも自由に使えることが前提となるが、この場合、App Storeのようなモデルを考えているかどうかが気になるところだ。Androidということで、安価な業務端末のOEMプラットフォームという展開も考えられる。また、携帯型は、LTE対応が視野に入っているかもしれない。
【COMPUTEX TAIPEI 2009(Vol.18)】インテル、Moblin Executive Summitを開催!Moblin v2.0 beta搭載ネットブックも2009.6.7(日) 1:52