アプリックスは24日、次世代テクノロジーとして注目されている拡張現実感(Augmented Reality、AR)技術について、NTTドコモと共同開発を推進することで合意した。 ARとはコンピュータを利用して現実環境の映像に様々な情報を付加して提示するインターフェイス技術。ヘッドマウントディスプレイを利用したウェアラブルコンピュータの分野でかねてより提案されていたものだが、ディスプレイとカメラを搭載した小型モバイル機器の高機能化が進んだ近年、このようなAR技術をモバイル機器で実現するサービスが内外で発表されつつある。 今回の合意に先行して、アプリックスはNTTドコモの開発に協力。その成果として、Wireless Japan 2009のNTTドコモブースに、Android端末で動作する「直感検索・ナビ」として、ARサービスシステムのプロトタイプを展示している。これはアプリックスおよびパートナー会社のジョルダンが開発に協力をしたものとのこと。すでに、NTTドコモのオフィシャルWebサイト「みんなのドコモ研究室」においても、納品システムを活用したARサービスシステムの一般向け実験公開が開始されている。 両社はすでに、サービスを拡張するためのサーバ技術およびクライアントアプリケーションの方式ならびに実装にかかる共同開発を進める契約を締結したとのこと。今後もARサービスシステムについて、共同で技術開発を進めていくとしている。