我々の事業フォーカスは2つある。ひとつは各企業のストレージに対する様々な要件に答えていくこと。特にストレージインフラの効率化を図っていくことだ。もうひとつはサービスプロバイダー向けの要件に対応していくことだ。例えば富士通やIIJなどがストレージについても“Infrastructure as a Service”という形でサービスし、ホスティングしていくといった要件に対応していくことだ。
我々には“GO DEEPER”、“GO WIDER”、“JUST GO”といった3つの戦略がある。さきほど挙げたNASのシェア約60%というのは製造業、金融・銀行、通信といった業界が占めている。ここに新しいテクノロジーを加えることによってさらに展開を広げていきたい。これが“GO DEEPER”。次にVシリーズやSANscreen、FC SANといったものをさらに利用してもらえる既存顧客を広げていく“GO WIDER”。3つめのJUST GOは今まで比較的手薄だった業界。公共分野とか医療、小売、教育などへの提供を強化していく。パートナーとともに新規顧客に製品を提供したり、IT as a Serviceとして製品を提供する企業をサポートしながらエコシステムを強化していく。これら3つをGO GO GOストラテジーといっている。