そこで名前が挙げられたのは「I Love You」「Conficker」「Melissa」「Slammer」「Nimda」「Code Red」「Blaster」「Sasser」「Storm」「Morris」の10種。最も古い「Morris」(1988年)から、最新の「Conficker」(2009年)まで、その被害が紹介されている。
一番最初に名前が挙げられた「I Love You」はメールのタイトルとして使用されることも多いフレーズ。誰もがつい開いてしまうこのタイトルにより、2000年5月までに、5,000万ものワームへの感染が報告された。米国国防省、CIA(中央情報局)、英国議会など全てが、この脅威を取り除くためにEメールシステムをダウンしなければならなかったという。最新の「Conficker」は、犯罪者がリモートから感染したマシンにソフトウェアをインストールできるようになる、まだまだ未知の部分があるソフトだ。「Melissa」と名づけられたウイルスは、1999年5月26日に世界中にばら撒かれ、1999年から2005年の間にインターネットを揺るがし続けた有名な脅威となったとしている。