この偽ソフトを導入してしまうと、起動時に「Total Security」の偽の画面が実行され、勝手に“みせかけの”スキャンを実行、システムの状況にかかわらず、ユーザにいつも同じ検出画面を表示、 ユーザに感染ファイルを駆除するように注意を求めてくる。そのため新しいプロセスが“Application cannot be executed. The file<ファイル名>is infected. Please activate your antivirus software.(アプリケーションは実行されません。このファイルは感染しています。アンチウイルスソフトウェアを有効にしてください)”というメッセージとともに強制停止してしまうようになる。また「c:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥[あ]¥[あ].exe"」([あ]の部分はランダムな8桁の数値)というファイルを勝手に作成するほか、デスクトップショートカットやスタートメニューにランダムに追加を行う。なお他にも「ファイアーウォールが危険」とのような警告を表示するものなど亜種も報告されているという。この偽ソフトは同社のBitDefender製品で検出、駆除が可能とのこと。
《冨岡晶》