総務省と日本データ通信協会テレコム・アイザック部(Telecom-ISAC Japan)は3日、ボット対策プロジェクトに関するISP向け説明会の開催を発表した。 「ボット対策プロジェクト」は、「ボット」とはコンピュータウイルスの一種で、コンピュータに感染し、そのコンピュータをネットを通じて外部から操ることを目的として作成されたプログラム。ロボットの省略語だ。ボットプログラムに感染したコンピュータからのサイバー攻撃などを迅速かつ効果的に停止させるための取組みで、総務省と経済産業省とが連携している。運営基盤としては「サイバークリーンセンター(Cyber Clean Center)」が開設されており、ボットに感染しているユーザの特定、感染事実の通知、駆除の注意喚起などを、ISPをはじめとした関係機関の協力により実施している。 総務省と、サイバークリーンセンターにおいてシステム運用グループを担当するTelecom-ISAC Japanでは、本プロジェクトについての理解促進を図るとともに、本プロジェクトに協力・参加するISP数の拡大を目的に、東京と大阪の全国2か所で説明会を開催する。東京では7月29日13時より東海大学校友会館(東京都千代田区霞が関3-2-5霞が関ビル35階)にて、大阪では8月6日13時よりメルパルクOSAKA(大阪府大阪市淀川区宮原4-2-1)にて開催される。サイバークリーンセンターが進めるボット対策、インシデントレスポンスから見たマルウェア対策、マルウェア最新動向などが解説される予定だ。申し込みはサイバークリーンセンターへメールにて行う。