EPCglobalは、RFIDの標準化を進める世界で最大の標準化団体。非営利の国際標準化団体GS1の下部組織であり、サプライチェーンの可視化を可能にする業界主導の標準仕様であるEPC(Electronic Product Code)の普及を促進している。NECはシステムプロバイダおよびシステムインテグレーターとして実験に参画し、RFIDミドルウェア「WebOTX RFID Manager」の活用と、EPCglobalが規定する「EPCIS」(EPC Information Services)仕様に準拠したシステム構築で主導的な役割を果たしたとのこと。
NECは、当実証実験の成功において、設計から構築まで主導的な役割を果たし、実運用に即したRFIDシステムを構築したとのこと。またEPCglobal仕様準拠の製品を活用したRFIDシステムの設計・開発手法の確立により、システムの開発期間を1/3に短縮した。なおNECは、これまでにも、シンガポールの全国労働組合会議(National Trade Union Congress)や台湾の石英製造業(崇越石英)など、RFIDを活用したシステムをグローバルに数多く納入している。
《冨岡晶》