ユニアデックスは、これを国内で初めて取り扱いながら、通常半年以上の構築期間が必要なところを、約3か月で構築したとのこと。シスコエンジニアの協力の下、ユニアデックスのエンジニアが、事前に「CPOC(Customer Proof Of Concept)」と呼ばれるシスコの検証センターで実機検証を行い、冗長化や仮想化、運用自動化といった機能をテストした。日本ユニシスのクラウド型データセンターは、「Cisco Nexus 7000シリーズ」を国内で初めて採用することで、サーバのみならずストレージとネットワークの仮想化も実現し(2008年10月稼働開始)、ITIL(IT Infrastructure Library)に準拠した標準運用プロセスによる、ミッションクリティカルなホスティングサービスを提供していく予定だ。日本ユニシスでは、クラウド型データセンター上のSaaS(Software as a Service)開発・実行環境をPaaS(Platform as a Service)としても提供することで、SaaS開発・統合・利用のワンストップサービスの実現も目指すという。
《冨岡晶》