米セールスフォース・ドットコムは現地時間10日、カスタマーサービス/営業向けのクラウドコンピューティング・ソリューション「Salesforce CRM」の最新版「Salesforce CRM Spring '09」の提供を開始した。
「Salesforce CRM」は「Force.com プラットフォーム」上に構築されたCRMサービス。「Salesforce CRM Spring '09」は「Salesforce CRM」の28世代目となるリリースで、50以上の新機能を搭載、51,800社以上のユーザ(2008年10月31日現在)向けに提供される見込みだ。「Salesforce CRM Spring '09」は、営業とマーケティングのコラボレーションに焦点を絞った新機能として、「類似商談の検索」「プレゼンテーションの組み立て」「コンテンツ配信」「コンテンツの追跡」などの機能が提供されるとのこと(一部、日本国内ではサポートされない機能あり)。
セールスフォース・ドットコムの会長兼CEOのマーク・ベニオフ氏は「今年はCRM業界におけるクラウドコンピューティングの年であり、セールスフォース・ドットコムは誰もが認めるリーダーです。当社は、カスタマーサービスと営業のためのクラウドコンピューティング・ソリューション、Salesforce CRM Spring '09を提供することで、企業がコストを増やすことなくビジネスを成長させるための支援を提供します」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》