米IBMは19日、新しいクラウドコンピューティングサービス「LotusLive」を発表した。フロリダ州オーランドで開催中のLotusブランド最大のイベントである「IBM Lotusphere 2009」において出席者にプレビューするとともに、専用サイト「www.lotuslive.com」を開設した。 「LotusLive」は、電子メール、情報共有、Web会議など、統合アプリケーションの「Lotus」で提供されている機能をクラウド環境で利用できるプラットフォーム。電子メールとして「LotusLive Notes」、情報共有として「LotusLive Engage」、Web会議として「LotusLive Meetings」の各ツールが提供されており、「LotusLive Engage」「LotusLive Meetings」の2つは、専用サイトで試用可能となっている。 LotusLiveはオープンなビジネスモデルとなっており、今後はSkype、LinkedIn、およびSalesforce.comとも連携し、各種機能をLotusLiveで提供する予定だ。たとえばLotusLive上から直接、ビジネスSNSのLinkedInにアクセスし、3400万人を超えるメンバーを検索し、プロフィールを閲覧できる。そこに通話したい相手の名前があれば、Skype名や電話番号をクリックするだけで、簡単にSkypeによる通話(音声・ビデオ)を開始できる。さらに、Skypeのコンタクト情報をIBMのクラウド・コンピューティング・サービスにインポートできるようになる。Salesforce.comではSalesforce CRMアプリケーションとの統合により、顧客とのコラボレーションを拡張できる。このような機能の提供が現在検討中だ。
Googleとセールスフォース、戦略的グローバル・アライアンスを拡大〜クラウド環境のアプリ開発を支援する「Force.com for Google App Engine」発表2008.12.10(水) 10:23