日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12日、アルミニウム筺体に10.1V型ワイド液晶を搭載した法人向けのミニノートPC「HP Mini 2140」を発表。3月上旬に発売する。価格は64,890円。 同製品は、2008年6月に発売されたフルアルミニウムボディでスタイリッシュかつ堅牢な筐体を採用した法人向けミニノートPC「HP 2133 Mini-Note PC」の後継モデル。CPUやディスプレイサイズ、バッテリ稼働時間などでの性能向上をはかっている。 CPUはインテルの「Atom N270(1.6GHz)」、ストレージは160GBで回転数7,200rpmのHDDを搭載。ディスプレイはHP2133の8.9V型ワイド(1,280×768ピクセル/アスペクト比16:10)から10.1V型ワイド(1,024×576ピクセル/アスペクト比16:9)にサイズアップし、細かな文字などの視認性が向上しているという。連続駆動時間は、システムアーキテクチャの全面改良により、従来モデルの約2倍となる標準搭載の3セルバッテリで約4.5時間、オプションの6セルバッテリで約9時間。また、LEDバックライトの採用などにより、重さは1.27kgから1.19kgへ軽量化されている。 そのほか、筐体の外装には傷が付きにくいアルマイト(陽極酸化)加工と金属の美しい質感を表現するヘアライン処理を施したアルミニウムを採用。ヒンジ部など負荷のかかる部分には、軽量で硬度が高いマグネシウム合金を使用している。また、HDDには落下や振動からデータを守る「HP 3Dドライブガード」や、HDDに直接パスワードをかけて盗難時など他システムにHDDを接続しても内部を見ることができない「ドライブロック」を装備。キーボードはフルサイズの92%となるキーピッチ17.5mmで、防水・防電効果の高い「スピルレジスタントキーボード」、従来モデルよりも約50倍印字が剥げにくい「HP DuraKeys」を採用する。 おもな仕様は以下のとおり。●HP Mini 2140・ディスプレイ:10.1V型ワイド液晶(1,024×576ピクセル)・CPU:Atom N270(1.6GHz)・チップセット:945GSE Express・メモリ:1GB・HDD:160GB(SATA/7,200rpm)・グラフィック:GMA 950(チップセット内蔵)・OS:Windows XP Home Edition SP2・有線LAN:Gigabit LAN(1,000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)・無線LAN:IEEE802.11b/g・インターフェース: USB2.0×2/ミニD-Sub15ピン/RJ45/SDメモリーカードスロットなど・機能:webカメラなど・バッテリ駆動時間:約4.5時間・本体サイズ:幅261×高さ27.2〜35.5×奥行き166mm・重さ:1.19kg